■英語版■大失言!【原発儲かる】原子力安全委員長【最後は金】班目

班目氏の2005年ころの本音発言の英語版動画ができました。

■英語版は、アメリカの低線量放射線汚染地帯の映像も収録されています。

ある街の1マイルの範囲の中で、ある家は、奥さんがガンで亡くなり、夫が鬪病中だったり、その隣は奇形児を産んだあとに子供を殺して自分も自殺した奥さんがいた家があったところだったり、その隣の家は……狭い範囲の場所で不自然なことが色々と起こり、みんな亡くなったり、引っ越したりして誰もいなくなってしまった。これはハンフォード核処理施設 (この場所で長崎の原爆が作られました) の近くの街です。原発ではないのですが、低線量の放射能汚染の悲惨さが理解できるものです。ご覧になってみてください。

■日本では、母乳から放射性ヨウ素が出たりして、関東のお母さんがものすごく心配している中、福島県の小学校では20ミリシーベルト/年の許容量が決定してしまいました。すぐに撤回されるかと思いきや、そのままずるずると通学が続いています。

チェルノブイリの時にさんざん批判された旧ソ連は、0.5mSv/年を超える場合「放射線管理強化」、1mSv/年を超えると「移住権利」が発生し自分で引っ越すか選択でき、5mSv/年を超える場合「移住義務」でした。子供に対して20mSv/年を許容するというのは、研究者によっては、子供の25人に1人が亡くなると試算する人もいるくらいの高濃度の汚染です。

原爆症の裁判であり得ないようないい加減で不利な発言をしたりなど、多くの人から怨まれていた小佐古敏荘氏ですら泣いて内閣官房参与を辞任したのがこの20mSv/年の数字が高すぎると言っていた、そんな値です。

■動画の中、ロールテロップの英文はこうなっています。

1・In April 2011, in Fukushima where the Nuclear power plant accidents happened,
the standards limitations for radioactivity exposure had suddenly raised from 1mSv/year up to 20mSv/year,even for the children.

2011年4月、日本では、原発事故を起こした福島県の幼稚園や学校において
子供たちの屋外活動を制限する放射線量が「年間20ミリシーベルト」と
決められた。

2・Japanese government said the standards were decided by the NCI of Japan.But NSC of Japan denied those limitations by saying "This commission doesn't accept those standards".

日本政府は、これを決めたのは、原子力安全委員会だと言った。しかし、原子力安全委員会は、「その数字は認めていない」と言った。

3・Now Japanese children spend usual school life, playing baseball in their school yard, but they are surely exposed extremely high radioactivity.

いま、日本の子供が、とても高い放射線の校庭で、野球をして、放射性物質を吸い込んでいる。

4・Who on earth can improve current terrible situations?

いったい誰がこの事態を止められるだろう?

■20mSv/年は、いったんは誰が決めたか良く判らなくなった。だから、撤回されるかと見えました。

ところが、その後、調整が行われたのか原子力安全委員会は20mSv/年を認めている発言を繰り返しています。班目氏の発言が記事になっています。

「小佐古氏が何に憤慨しているか分からない」班目原子力安全委員長
産経新聞 5月2日(月)23時1分配信
 福島第1原発の事故を受け、文部科学省が定めた校庭の利用基準「年間被曝(ひばく)線量20ミリシーベルト以下」をめぐって与党内からも見直し論が出る中、政府の原子力安全委員会(班目春樹委員長)は2日、定例会議を開いたが、同問題はまったく議題とならなかった。また、政府の対応を批判した小佐古敏荘(こさこ・としそう)東大大学院教授の内閣官房参与辞任について、班目委員長は会議終了後、「新聞報道しか知らないが、正直に言って小佐古氏が何に憤慨しているのかわからない」と述べた。

原子力安全委、文科省を批判 「基準値のみの判断」は安易 (2011/05/02 22:22) 福島民放
班目委員長は、放射性物質低減の具体策について、文科省から助言要請があれば応じる意向を示した。一方、毎時3・8マイクロシーベルト、年間換算20ミリシーベルトの基準値自体については、なるべく低く抑えることを条件に、妥当との見解を繰り返した。

これは詭弁です。なるべく低く抑えること条件に子供の許容量を1mSv/年の基準を妥当とするのが、国際的な基準です。「なるべく低く抑えることを条件に」と言えば、100ミリでも1000ミリでも良くなってしまいます。

低線量放射線は、潜伏期間が長く、障害がでるまでにとても時間がかかるのです。そして放射線が原因でガンなどが見つかった場合、リセットされることは決してありません。一生、いつガンやその他の症状が出るか警戒しながら生きることになります。

今ならまだ間に合う子どもたちが大勢いる可能性が高いです。


■動画ラストの英語テロップ

Say NO to nuclear power plants
Protect your home from radioactivity pollution
Don't be deceived by what they say

原子力発電にNOを言おう
放射能汚染から自分の家を守ろう
甘い言葉にごまかされるな

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この動画は、映画「六ヶ所村ラプソディー」と「HIBAKUSHA ヒバクシャ」のDVD販促目的の非公式予告編です。